轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

しゅっけとそのでし

出家とその弟子

倉田 百三

「生命の川 第一巻第二号~第二巻第二号」1916(大正5)年11月16日~1917(大正6)年3月5日

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 121,812 字 · 248 页

青空文庫

第二幕

松若 おじさん、さようなら。

親鸞 (松若を衣の袖で抱く)さようなら。大きく偉くおなりなさいよ。

慈円 さようなら。

良寛 さようなら。

親鸞、慈円、良寛、退場。左衛門、お兼、松若、涙ぐみつつ見送る。

――幕――

第二幕

場所 西の洞院御坊。

本堂の裏手にあたる僧の控え間。高殿になっていて京の町を望む。すぐ下に通路あり。通行人あり。

人物 親鸞            七十五歳

松若改め唯円        二十五歳

僧三人

同行衆 六人

内儀

女中

丁稚 二人         十二、三歳

時  第一幕より十五年後

秋の午後

僧三人語りいる。

僧一 まだお勤めまでにはしばらく暇がありますね。

僧二 おっつけ始まりましょう。もう本堂は参詣人でいっぱいでございます。

僧三 今さらながら当流の御繁盛はたいしたものでございますね。

僧一 本堂にははいり切れないで廊下にこぼれている者もたくさんございます。なにしろきょうはあれほど帰依の厚かった法然聖人様の御法会でございますもの。

僧二 そのはずでもありましょうよ。御存命中は黒谷の生き仏様とあがめられていらっしゃいましたからね。