轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ぎじんのすがた
日本の怪談
田中 貢太郎
田中貢太郎『日本の怪談』。同一底本的分册已合并为一书。收入:義人の姿、宝蔵の短刀、村の怪談、猫の踊、幽霊の自筆、狐の手帳、貧乏神物語、怪僧、庭の怪、八人みさきの話、一緒に歩く亡霊。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 56,030 字 · 115 页
傍に使われていた近侍の少年が、急に発狂したようになって云った。
「我は左京之進殿の使者(つかい)じゃ、左京を神にして祭るとなれば、喜んで受けられる」
木塚の親実の墓は、結構を新らしくして社として祭りだした。木塚明神と云うのがそれである。八人御先の怪異は、それといっしょにすくなくなったが、それでも時どきその御先に往き逢ったと云って、病気になったり、頓死する者があったりするので皆それを非常に恐れた。
比江山親興が、元親の検使に詰腹を切らされた時のことであった。親興は一人の家来に耳打をして、それを比江村の己(じぶん)の城へやった。それは妻子を落すためであった。親興には五人の小供があった。
親興の妻は家来の報知(しらせ)によって、五人の小供を伴れ、その夜、新改村の長福寺へ忍んで往った。長福寺の住職は比江山の恩顧を受けている者であった。住職は六人の者を離屋(はなれ)に隠して、何人(だれ)にも知らせないようにと、飯時には握飯を拵えて己(じぶん)でそれを持って往った。
「拙僧の命に代えても、奥様とお子様達は、おかくまい申します」
住職はこう云って六人の者を慰めていた。