轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

みょうじのはなし

名字の話

柳田 国男

「斯民家庭 第二編第七号、第九号、第一〇号、第一一号」報徳会、1911(明治44)年7月1日、9月1日、10月1日、11月1日

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 23,823 字 · 46 页

青空文庫

関東武士の一部移住は自然の成行き

これが近世の代官という制度の根源で、戸主が幼子や女子である場合には、本領についても代官を用いねばならぬ場合もあったのではあろうが、主としては右のごとく、東西掛け離れたる二ヶ所以上の知行の分立している場合に、この必要が多かったのであります。

関東武士の一部移住は自然の成行き

代官の手をもって支配していた遠方の所領は、久しからずして遺産相続によって分配せられた。元来分割相続は大宝令以来の旧慣ではあるが、本家の威力を支持すべく、できるだけこれを制限していた。ところが戦争の必要から兵力を増加するためには、どうしても家の数を増さねばならぬ必要があった。そこへ持って来て多分の新恩・加恩の地ができたのであるから、親は良い気になって総領に対する遠慮もいらず、可愛い末子に思いのままの新宅を持たせることができた。この後引き続いて北条氏の悪辣たる権略によって、鎌倉殿の功臣がおいおいと滅亡して、その所領の全部または一部が収公せられて闕所となった。承久の役に宮方に属した公卿武家の領地も同様戦勝者の間に分配せられ、これらの結果が次第次第に、関東武士の一部移住となったことは、まことに自然の成行きといわねばならぬ。