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あいこくしんわたしはこうおもう
和人は舟を食う
知里 真志保
知里真志保『和人は舟を食う』。同一底本的分册已合并为一书。收入:『愛国心』私はこう思う、あの世の入口、生きているコタンの銅像、おば金成マツのこと、金成マツとユーカラ、学問ある蛙の話、言語と文化史、洞爺湖の伝説、日本語とアイヌ語の関係、図書館通い、アイヌ語学、アイヌ語のおもしろさ、アイヌ宗教成立の史的背景、ホッキ巻。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 70,567 字 · 144 页
人間や熊の頭のことをハケ、ハッケ、ハッケイ、ハッキなどといい、手ぬぐいのことを頭に巻く物の意味でハッケカラマキなどと呼ぶが、これはアイヌ語のパケ(頭)からきたものにちがいない(アイヌ語のパ行音は日本語ではハ行音になる)。心臓をサンベというが、それもアイヌ語と同じ形である。水をワカ、ワッカというが、単に水だけでなく、雨水、小便、涙、湯、酒などまでも広くいい、雨をアマワッカ、カラカサをワッカプタ(水蓋)、濁酒をメグリワッカ、清酒をキヨワッカ、小便をウジワッカ(内水、体内から出る水)、魚をワッカムグリ(水を潜る者)という。海をホロワッカ、洪水をワッカホロというが、このホロは『大きい』『多い』の意味で、アイヌ語のポロに当たる。
雪が多いことをワシホロというが、ワシはアイヌ語のウパシ(雪)からきたものらしく、ウパシ→ウシ→ウワシ→ワシと変化したらしい。里言葉でも雪をワシという所があり、なだれることを『ワシあシゴク』などという。木または木の箸のことをツグリ、ツグイというが、アイヌ語のチクニ(木)のなまりである。火がはねることを『ハッピがホゲル』というが、ハッピはアイヌ語のアペ(火)のなまりらしい。