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めいじせそうひゃくわ
明治世相百話
山本 笑月
在线阅读山本 笑月《明治世相百話(めいじせそうひゃくわ)》,假名注音日语阅读。JLPT N2,点词查义。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 128,862 字 · 251 页
男優りの女流画家
晴湖女史から蕉園女史まで
閨秀画家も明治時代には大物がそろっていた。その筆頭は明治初期の書画界に、男子以上の幅を利かせた奥原晴湖、気性も頑強なら画風も頑強、文人画としても磊落極まる筆法で、書蹟も剛放、それで身装も白縮緬の兵児帯姿で男子そこのけ、当時一流のぱりぱりであったが、晩年文人画の衰運とともに熊谷に引退、不遇で終った。
一方の巨頭は跡見花蹊、教育家として有名だが書画ともに高逸、もちろん画道専門でないから書画会などにはあまり打って出なかった。つぎは南画の大家野口少蘋、人も知る穏健着実の画風、老いてますます盛名を成し、女ながらも帝室技芸員、歴とした夫君もあって麹町内幸町に瀟洒の構え、御本人は細面の上品な風采、謹厳一方であるが晴湖と反対の優しく女らしい先生、但し揮毫の依頼はいかなる向きでも一人一品と厳然たる規定、とも知らず、金さえだせばと唐紙だ絖だと欲張った連中、規定の摺物を突きつけられて玄関でダア。
三巨頭を初期以来の大物として、中期以後に生れたのは花蹊女史の一門で跡見玉枝、晴湖先生の養女で晴翠女史、少蘋先生の愛嬢で少※(「くさかんむり/惠」、第3水準1-91-24)女史、一時小室翠雲氏を婿君に迎えたが故あって取止め。