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わたしのしごと しょうこうのしごと

青帛の仙女

上村 松園

上村松園『青帛の仙女』。同一底本的分册已合并为一书。收入:私の仕事 松篁の仕事、わが母を語る、明治懐顧、昔尊く、古い記憶を辿って、芙蓉の花にも似た美しい楊貴妃を、冷かされた桃割娘、日本画と線、土田さんの芸術、栖鳳先生を憶う、随想、三味線の胴、今日になるまで、芸術三昧即信仰、砧、北穂天狗の思い出、寛政時代の娘納涼風俗、女の顔、想い出、帯の巾が広すぎる、大田垣蓮月尼のこと、絵筆に描き残す亡びゆく美しさ。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 28,693 字 · 68 页

青空文庫

この時には絹本に描いたりしたものでした。前にも申した通り月次会には大抵紙本でしたが、この大会には絹本で特に力をいれたのでしたが、絹でも今日のように縁をつけたのではなく、矢張仮巻に貼ったものでした。

以上は一社中の年中行事の一例ですが、明治二十九年頃まで如雲社というのがあって、毎月十一日に画会が開かれました。これには世話をするひとがいて、参考品を大徳寺とか妙心寺とか、そうした各方面から古名画を借りてきて陳列したのです。随分よいものが陳列されたものでした。それで、この日は楳嶺、鉄斎、景年、それから内海吉堂、望月玉泉等の老大家や、その頃まだ若かった栖鳳、春挙という人々が集まってこの参考品を鑑賞したものでした。室の中央に火鉢がおかれ、その周囲に、老若諸大家が座をしめ、何とかいう茶人がたてる抹茶を服みながら、四方山の話がはずみます。旅の話が出ているかと思うと、こちらでは鳥の話が出ている。古画の話等、それは各方面にわたっていますので、私ども陳列された名画を臨模しながら、活きた学問をしたものでした。この日は京都画人の座談会という風なもので、一同時間を忘れ、いつか日が落ちて、あわてて座をたつといった、まことに和やかな風景でした。