輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
しそうとしてのぶんがく
思想としての文学
戸坂 潤
線上閱讀戸坂 潤《思想としての文学(しそうとしてのぶんがく)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 209,809 字 · 408 頁
そしてこの種の直観は、直覚的な暗示や連想を抜きにしては決して働くものではない。自然科学の諸概念も、だから、普通考えられ易いように、死んだものなどは決してない。数学に於てさえも、こうした直覚が如何に活きて働かねばならぬかという事は、洞察ある多くの数学者の主張する処である。
だから文学的表象まで行かなくても、科学的概念がすでに、示唆や想像や拡張力や象徴力というような直覚性を不可欠なものとして有っているのであって、之は概念が実在を把握し反映するために必要欠くべからざる機能にぞくすると云わねばならぬ。だがここに大切なのは、概念が他ならぬ実在を把握し反映する限りに於て初めてこの機能が必要だったという点なのである。つまり、こうした諸概念を結合することによって実在の客観的認識を齎す際に、その結合は常に実在そのものの連関を再現するように行なわれなければならぬ、という点が大切なのだ。新量子力学や波動力学では、波動とか粒子とかいう範疇を極めて空想的に使用しているが、それにも拘らず夫が依然として科学的範疇の資格を失わないということは、夫々の理論が、理論的に同価値(エキヴァレント)であることによって、実在関係の唯一の反映であることを説明しているという点から、知ることが出来る。