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がくせいものがたり
楽聖物語
野村 あらえびす
線上閱讀野村 あらえびす《楽聖物語(がくせいものがたり)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 193,667 字 · 381 頁
歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」は驚くべき作曲で、滴るような現実感に、従来の嘘八百の歌劇を顔色なからしめる。シャリアピンがロンドンのコヴェント・ガーデン歌劇場で実演したのをレコードして、ビクターから三枚出ている(JD一五一八―二〇)。録音はよくないが緊迫感が凄まじい。それから同じシャリアピンの「時計の場」と「俺は最高権威者だ」が一枚(ビクターJD二二六)、「ボリスの別れ」と「ボリスの死」も一枚になっている(ビクターJD八六二)。ほかに「レヴォルュショナル・シーン」の合唱が二枚あったが、それは廃盤になった。良いものであったが惜しいことである。
「ホヴァンシチナ」は「ボリス・ゴドゥノフ」に劣らず良い歌劇だが、レコードはきわめて少なく、クーセヴィツキーの指揮した序曲が、ビクター愛好家協会に入っているだけだ。
ムーソルグスキーの独立した歌曲も凄い。シャリアピンの「蚤の歌」(ビクター六七八三ノA)と「トレパック」(ビクターJD七二三)は有名なレコードだが、ほかにまとまったものでは、コロムビアに不思議なテナー歌手ロージングが「ムーソルグスキー歌曲集」二巻(J八六一〇―二、J八六一四―六)を入れている。