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みんげいよんじゅうねん
民藝四十年
柳 宗悦
線上閱讀柳 宗悦《民藝四十年(みんげいよんじゅうねん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 182,248 字 · 368 頁
彼は人格の浄かった人、深かった人とは到底いえぬ。ちょっと今でいえば魯山人に輪をかけたような人間であったろう。なかなかの遣り手ではあるが、結局は、俗気の人で、禅の心境などからは随分かけ離れた人間であろう。
利休の遺偈なるものはなかなかやかましく、今まで随分それを崇めた文書も多い。如何にも禅僧の遺偈を想わせるもので、死に臨み徹した悟入があったようにも受取れるが、近時歴史的考証が進むにつれ、何とそれが他人の遺偈からの剽窃である事が判りがっかりする。利休自身の作としては余りにも近似性が濃いので剽窃はもはや疑う余地がない。おまけにおかしな事には、利休という号それ自身まで同一なので偶然とは思われぬ。この号は何か勅旨によって賜ったように書いてある伝記もあるが、そんな勿体ぶったものではなく、平凡な借りもののようである。以下証拠を挙げよう。
支那の蜀の成都に幹利休という人があってこの人の遺偈が左の如くである。
人生七十力囲希人生七十力囲希
這裡咄提王宝剣
露呈仏祖共殺機咄吾這宝剣仏祖共殺
上段が原作で下段が茶人利休の遺偈、両者が別々に偶然に似て出来たとは、どうしてもいえぬ。