輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
ずいひつ しんへいけ
随筆 新平家
吉川 英治
線上閱讀吉川 英治《随筆 新平家(ずいひつ しんへいけ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 213,575 字 · 424 頁
戸塚文子氏が、何かの紙上で「ついに、太陽の子といういいことばも、私たちには、汚れを感じさせてしまった」と嘆いていたが、同感である。
だが、ほんとうの太陽の子は、やはり健康な若さを、ジャンボリーの無数な天幕に、野の花のように咲かせていた。一少年に、道をたずねる。じつに親切で、かつ明晰で、愛らしい。天幕の中で、彼らは塒の支度やら晩餐の用意に愉しげだった。
米、中国、フィリピン、ドイツ、ポルトガル、ベルギー、スイスの遠くから来ている少年たちのうちに、どこの国か、ただ一人で一国を代表して来た少年もあるという。新聞記者が、そのひとりぼっちな少年にむかって「淋しくない? お友達は出来た?」と訊ねたら、その少年は、高原の無数な天幕を指して、「――ちっとも、淋しくない。友だちは、こんなにいるから」と、答えたそうだ。
これは、地方紙記者のインタビューとして、翌朝の紙面に見えた小記事である。その朝、なんとなく、朝飯まで美味かった。(三一・九・二)
*
前々回あたりで一応、静御前は書きおわったが、鶴ヶ岡の前後のことは、かなり私の創意やら脚色が入っている。読者諸子のうちからまた「史実と大いに相違するが?」