輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
あるはいまつのどくはく
ある偃松の独白
中村 清太郎
線上閱讀中村 清太郎《ある偃松の独白(あるはいまつのどくはく)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 132,905 字 · 262 頁
遺品について
朝鮮江西古墳壁画
美しい山岳国日本で、山水画が盛んに描かれた理由にいたっては、改めて説くまでもなかろう。
遺品について
古人が山をどういう風に描いていたか――それを知ることは、山を愛好する者にとって誠に心楽しくまた有意義なことだ。それには親しく遺品に接するのが一番だが、幸いわが国には、思いのほかそれが豊富なのはありがたい。その点、支那・朝鮮以上で、正に世界一である。つぎに私が実際に見たものを主にして、古いところから少し述べてみよう。
朝鮮江西古墳壁画
韓国平壌の西方、江西郡遇賢里にある大古墳、そこの壁画の一部に山の絵がある。これは学者によって、後漢か晋代(西紀二百年頃)とも、また少し下って高勾麗の最盛期(わが欽明帝の世、支那は隋初)とも推定され、高勾麗平原王の陵墓との説もある。地下の、棺を納める広い玄室は、花崗岩の大きな切石で方形に造られ、天井はセリ持ちで円天井風に組上げてある。その四壁には四神(天の四方の神、蒼竜、白虎、朱雀、玄武)が描かれてあるが、その壁が天井に移る所の持送り石に、東西相対して横長く、山が描かれているのだ。中心の突兀たる山には処々針葉樹が生い、遠山が雲に浮び、天には巻雲状の雲がなびき、瑞鳥が舞い、それに神仙の駕したのもある。