輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
しそうとしてのぶんがく
思想としての文学
戸坂 潤
線上閱讀戸坂 潤《思想としての文学(しそうとしてのぶんがく)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 209,809 字 · 408 頁
三
これが好事家の著るしい一つの特色であって、ここにこそディレッタントの甚だ戯画化された姿が浮び上がるのである。私はこれを第三種類のディレッタントと呼ぶことにするが、この第三種ディレッタントは、多分最も低級なディレッタントであるが、しかし多分至る処に見出される種類のものである。
三
以上のような種類を較べて見て判ることだが、とに角本気になって生活を賭しているいわゆる本業からのギャップをもっている余技なるものが、ディレッタントの資格になるというわけで、従ってそこからディレッタントは生活の真剣さを欠いた人間だということになるのは無理ではない。
尤もある医者が文学の世界でディレッタントであることは別に困ったことではないが、医者がその医学乃至医療技術においてまた文学者がその文学においてディレッタントであったとしたら、結局人間そのものがディレッタント的であったとしたら、困りものだということになりそうである。
そこでディレッタントというものは、人間の人格そのものに関係させられて非難の言葉となって来る。殿様芸やお嬢さん芸といわれる場合の、殿様やお嬢さんが、この救うべからざる人格的ディレッタントを指している。