輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
あんこくにっき
暗黒日記
清沢 洌
線上閱讀清沢 洌《暗黒日記(あんこくにっき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 93,322 字 · 188 頁
一月六日(木)
一月七日(金)
これをまた東條が例の説教をやっている。
東條は官吏を昔の士族だと心得ている。従って民間を一歩下の被統治階級と心得ているらしい。大東亞戰爭、満州事変いらいの政情は、軍部と官僚の握手である。戰爭を職業とするものと、一部しか見ない事務屋、しかも支配意識の旺盛な連中が、妥協苟合した結果、この事態をしでかしたのである。
毎年の例と異って、熱海は死んだような靜けさである。みかん一つ店に出ていない。これは全部統制するからである。むろん、魚もない。
一月六日(木)
川崎克氏(代議士)、僕の部屋にきたる。昨夜たのんだ画帳をかいてくれる。趣味の豊かな紳士だ。話しているうちに、外交問題についてはそれほど素養もないことがわかる。
午後三時発、東京に帰る。
一月七日(金)
政府は盛んに人口疎開をやっている。かつては東京を去るものは、非国民のように言われた。また先ごろは毎日新聞がそれを提唱したが、政府はそれを押えたのである。
重光とシュターマーが、さかんに会見する。昨日も逢った。リッペントロップが目下スペインに行っているそうだ。和平工作ではないかとも思われる。
今朝、陸軍大將がまた出來た。