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あんこくにっき

暗黒日記

清沢 洌

線上閱讀清沢 洌《暗黒日記(あんこくにっき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 93,322 字 · 188 頁

青空文庫

七月十六日(日)

七月十七日(月)

來年度もなお財閥が存在しうる事態だろうか。

中央公論、改造をいじめて廃刊させたのは、やはり軍部であった。情報局の第一部は海軍、第二部は陸軍、第三部は外務省である。このうち中央公論事件を主になってやったのは、第二部である。ここから命令がでるので神奈川警察部などが、無茶に強いのである。軍部少壯派と官僚の末輩が天下を左右している一例。

七月十六日(日)

東條の参謀は津雲(国利・代議士)だとのこと。この男は最も下等な陰謀政治家だ。これに官僚としては内務次官の唐沢(俊樹)が一枚加わっている。このほうはいい官吏だと思われるが。

戰時警備法が一昨日とかから発布されたそうだ。新聞には書かせず、ただ官報にだけ発表するのが近頃の手口である。

近衞の家の前を憲兵隊が借り受け、これに近衞家の電話線を引込み、盜聽しているそうだ。

七月十七日(月)

どの新聞も、国民総蹶起せよといった意味のことを、特大ミダシで書いている。が、これが知識のないことを暴露している。たとえば読売の「国内戰場総突破の秋――奔騰す一億の戰意――鉄桶防衞と徹底持久の確立へ」という記事の中で、「政治経済も内線の利」