輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
みんげいよんじゅうねん
民藝四十年
柳 宗悦
線上閱讀柳 宗悦《民藝四十年(みんげいよんじゅうねん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 182,248 字 · 368 頁
人々は心の澄み渡るのを感じるのです。清らかさこそ一国の信仰の集るところなのです。私たちはかつて明廟を訪れたことがありました。何事よりもその廟域の厖大なるに驚かされました。門より陵に至るまで、馬に鞭打って数哩も進んだことを思い起します。強大なる力こそは大陸の支那が記念しようとしたところなのです。私たちは、西欧に在った時、中世紀の大伽藍を訪れました。そこには横わる影像が大理石で刻まれているのです。墓は人間を象徴する碑石なのです。亡き人への親しい追憶こそは墓が吾々に示そうとする心なのです。西洋の墓地を訪ねるなら、その明るさに驚くことがあるでしょう。そこはしばしば明るい散策の場所でさえあるのです。これに比べるならば日本のはどこまでも静寂を心として建てられています。永遠の静けさこそは、亡き霊に対して願う心なのです。それがまた仏道の旨でもあったと思います。かつてまた私たちは平壌に近い江西に朝鮮の古墳を訪うたことがあります。高勾麗時代に溯りますから、まだ仏教が充分に伝わった時ではありませぬ。外の形はしきたりのものに過ぎないのですが、一と度内に入れば四面の壁に幽冥の世界が、まざまざと丹青の筆に描かれているのです。