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だらくろん(ぞくだらくろん)

堕落論・日本文化私観 他二十二篇

坂口 安吾

線上閱讀坂口 安吾《堕落論・日本文化私観 他二十二篇(だらくろん(ぞくだらくろん))》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 84,198 字 · 171 頁

青空文庫

七月二十五日

七月二十六日

同居の大野一家族、一夏の予定で故郷へ。次女の婚礼の支度だ。酷熱。無慙な暑さだ。

一日ボンヤリしている。どうも書けない。考えることもない。何やかや、ふと小説のこと考えるようだが、とりとめのない影だけで実のあることは考えていない。実にどうも空漠たるものだ。

夜になって、兄、若園清太郎と共に帰ってくる。若園君、炉辺夜話集、探して持ってきてくれる。中央公論からだす短篇集のためのもの。若園君泊る。私は一夜ねむり得ず、若園君又ねつかれざるものの如し。深夜に至るも全く暑熱が衰えざる為である。

七月二十五日(晴のち曇)

頭が痛む。読書新聞より、どうしても問はず語り書評を、という重ねての依頼で、本を送ったという。勝手に本を送ったなんて無茶な話だ。夕方から涼しくなる。長野の兄社用で上京、夜益々涼しい。久々の涼気。今日はたった一度しか水風呂へはいらなくて済んだ。食事の用意に困却。奇怪な御飯ができあがる。今日は仕事はしなかった。

七月二十六日(晴)

さして暑くない。文藝春秋の大倉氏来訪、原稿はまだできないが、あと四、五枚だから、おそくとも二十九日には私の方からおとどけすると答える。