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しょうわゆうげきたい
昭和遊撃隊
平田 晋策
線上閱讀平田 晋策《昭和遊撃隊(しょうわゆうげきたい)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 102,452 字 · 208 頁
大佐は泣いている。黒い髭に、涙の露がたまっている。
「みんな海の底にいるよ。※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さん、遊撃隊で生き残っているのは、もう、わが『最上』きりだよ。」
「ええッ?」
「悲しい最期だ。わしは、……お上に申しわけがない。これを見てごらん。」
大佐は、ポケットから、二、三枚の紙をとり出した。
「フーラーの字だよ。」
※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんは、だまって、その紙をうけとった。わなわなとふるえる手で、ひらひらと、大きく『荒鷲』のしるしが印刷してあって、その下に、みみずのような、乱れた走りがきだ。
フーラー博士の手紙
「眠れる『最上』艦長よ。フーラー毒ガスのききめで、君の遊撃隊は、みんなねむってしまっている。まるで死人の艦隊だね。
僕は母艦『オリオン』の士官と水兵をつれて、今、君の『最上』を隅から隅までしらべたのだ。もう武田式エンジンの秘密はすっかりわかった。青木光線の秘密もさぐったぞ。長岡式毒ガスの正体もわかった。(しかし、これはフーラー毒ガスより劣っているね)
これで、僕の『荒鷲』は、いよいよ強くなるぞ。