輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

しょうわゆうげきたい

昭和遊撃隊

平田 晋策

線上閱讀平田 晋策《昭和遊撃隊(しょうわゆうげきたい)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 102,452 字 · 208 頁

青空文庫

」

「じゃ、どうしようってんだい。」

清君の声が、怒ったように岩あなにひびきわたった。

「やはり、叔父さまの秘書がいいわ。この島は男ばかりでしょう? だから叔父さまは、あんなに髭ぼうぼうで、垢じみて、うす汚くなっていらっしゃるんだわ。あたし、女でなければ出来ないことを、してさし上げたいのよ。」

※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんは、やさしい眼で清君を見上げた。

「そうか。それなら、よくわかったよ。……それにね。じつは僕もこんどの小笠原出動には、ついてゆけないんだ。」

「どうしてなの?」

「『富士』がもうすぐに出来上るからね。」

「じゃ、『富士』に乗るのね。」

「うん。――こんどこそうんとやるぞッ。」

清少年は腕をまくって、ぐっと力こぶをこしらえた。

「そうよ。うんとやってね。男は強くなくっちゃ駄目よ。あたし、この島に残って、清さんの手柄を祈っているわ。」

「おや、もう十一時だ。遊撃隊の出動だよ。」

清君は、※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんの腕をとって、立ち上った。つめたい露が、岩あなの天井から、ぽたぽたと落ちて来た。

守れ、その日まで

その夜おそく遊撃隊は、第二の戦いに出ていった。