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しょうわゆうげきたい
昭和遊撃隊
平田 晋策
線上閱讀平田 晋策《昭和遊撃隊(しょうわゆうげきたい)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 102,452 字 · 208 頁
わが『最上』の木下大佐は、勇将でそして名将だ。
つづく、三艦、三千人の士官、下士官、水兵、――一人として卑怯者は乗っていない。
遊撃巡洋艦隊は、もうもうとしぶきを上げて、水門の谷間へ乗りこんで行く。
旗艦の後甲板から、軍楽隊の奏する『別れの曲』、ロング・ザインのメロデーが、波の音にまじって、ながくながく聞えてくる。
※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんは、檣の櫓に登って、だんだん遠ざかる碧海湾の波をながめながら、なんだか胸がせまって、瞼があつくなるのだった。
――波とたたかい、暗礁をさけ、難しい谷間の航海を終って、全速力で北の水門を突破すると、太平洋である。外海は太陽がキラキラとかがやいているのに、荒波はしぶきを上げて咆えたてているのだ。
しかし、荒波がなんだ。波よ、怒らば怒れと、『最上』は、たてがみをふるわすライオンのような勇ましい恰好で、サッと吹雪のような水煙を立てて、舵をぐっと右にとった。
ああ、昭和遊撃隊は、今や海の猛獣となって、東へ東へまっしぐらに驀進するのだ。速力、実に三十八ノット!
武田式機関の威力にかかっては、太平洋の荒波もこれを、さえぎる力がないのである。