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みんげいよんじゅうねん

民藝四十年

柳 宗悦

線上閱讀柳 宗悦《民藝四十年(みんげいよんじゅうねん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 182,248 字 · 368 頁

青空文庫

神田流逸荘で、日本で最初の李朝陶磁展を催したのは大正十年である。当時バーナード・リーチや富本憲吉との交友も、私をして焼物に一層親しさを増さしめたのである。後で聞いたが、河井寛次郎もその会を観に来たそうである。『白樺』で李朝号を出したのは、翌大正十一年で、おそらく李朝陶磁に関する世界最初の出版物であったろう。

さて、朝鮮の事が一段落ついた時、大正十三年正月、これも朝鮮の器物を見たい一心で、甲府に小宮山清三氏を浅川巧君と二人で訪ねた。その時偶然に見たのが木喰仏で私は考えた事もない表現の彫刻に出会ったのである。(これは地蔵菩薩で後に小宮山氏より贈られ今は民藝館に保管されている)これが縁で急に木喰上人研究に熱情を傾け、その足跡を追って日本全国を旅する身になった。この顛末は「木喰仏発見の縁起」に記してある。私は先人の研究が何もないため、この大仕事に丸三年の歳月を費した。この研究を読んだある人から「君は博士論文の準備をしているのか」等といわれた。

しかしこれも縁といおうか、日本全国を調査した事は、同時に各地の手仕事を目撃するきっかけにもなった。つまり各地への旅行は、現状の日本の手仕事を知るよい機会を恵んでくれたのである。