Read classic Japanese books with furigana
ja-reading.com
Read classic Japanese books online with furigana. Filter by JLPT level, tap a word for the meaning, and translate a sentence.
しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Read 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 214,332 characters · 426 screens
手をついて斯う拳を握り詰めますると、力瘤というのが腕一ぱいに満ちます、見物は今角力と剣術遣との喧嘩が有るというので近村の者まで喧嘩を見に参る、田甫の処畦道に立って伸上って見ている。
花「先生此処は天神前で、私はお前さんと喧嘩する事は、斯うなったからは私は引に引かれぬから、お前さん方三人に掛られた其の時は是非が無え事じゃが、御朱印付の天神様境内で喧嘩してもお前さんも立派な先生、私も角力の端くれ、事訳知らぬ奴じゃ、天神様の社内を穢した物を知らぬといわれてはお互に恥じゃ、ねエ死恥かきたくねえから鳥居の外へ出なせえ」
是は理の当然で、
安「うん宜しい、よく覚悟して…鳥居外へ参ろう」
と三人出たから見物は段々後へ退る、抜刀ではどんな人でも退る、豆蔵が水を撒くのとは違う、怖かないからはら/\と人が退きます。
見物「何うだ本当に力士てえ者は感心じゃアねえか、たった一人に三人掛りやアがって、大概に彼奴勘弁しやアがるが宜い、何だしと詫言したら恥じゃアあるめえし畜生、関取確かりやって、己アお前の角力を見に来たので、お前が喧嘩に負けると江戸へ帰れねえ、冗談じゃアねえ剣術遣を踏殺せ」