Read classic Japanese books with furigana
ja-reading.com
Read classic Japanese books online with furigana. Filter by JLPT level, tap a word for the meaning, and translate a sentence.
しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Read 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 214,332 characters · 426 screens
三十八
事はいらないといったんだが、一寸離れて寝る座敷がないといけないからってねえ、土手から川の見える処は景色が好いよ」
作「好うがすね。ヤア新吉さん」
新「おや作さん久しくお目に掛りませんで」
作「塩梅が悪いてえが何うかえ」
新「何うも快くなくって困ります」
作「はア然うかえ能くまア心に掛けて寺参りするてえ、お前の様な若え人に似合わねえて、然う云って居る、えゝなアに彼は名主様の妾よ」
新「ウン、アヽ江戸者か」
三十八
作「深川の櫓下に居たって、名前はおしずさんと云って如才ねえ女子よ、年は二十二だと云うが、口の利き様は旨えもんだ、旦那様が連れて来たゞが、家にも置かれねえから若旦那や御新造様と話合で別に土手下へ小さく一軒家え造って江戸風に出来ただ、まア旦那が行かない晩は淋しくっていけねえから遊びに来うと云うから、己が詰らねえ馬子唄アやったり麦搗唄は斯う云うもんだって唄って相手をすると、面白がって、それえ己がに教えてくれろなどと云ってなア、妙に馬士唄を覚えるだ、三味線弾いて踊りを踊るなア、食物ア江戸口で、お前塩の甘たっけえのを、江戸では斯う云う旨え物喰って居るからって、食物ア大変八釜しい、鰹節などを山の様に掻いて、煮汁を取って、後は勿体ないと云うのに打棄って仕まうだ、己淋しくねえように、行って三味線弾いては