Read classic Japanese books with furigana
ja-reading.com
Read classic Japanese books online with furigana. Filter by JLPT level, tap a word for the meaning, and translate a sentence.
しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Read 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 214,332 characters · 426 screens
二十五
ものだ、己も怖かった」
清「怖かねえ、女をまア、何てエ、人を殺すったって村方の土手じゃアねえか、ウーン怖かなかんべえ、ウーン何うした」
甚「何うしたって凄いやア、うっかり通って怪我でもするといけねえから、其の野郎は刀や何かで殺す程の者でもねえ奴で、鎌で殺しゃアがったのよ、女の死骸は川へ投り込んだ様子、忌々しい畜生だ、此の村へも盗人に這入りやアがるだろうと思うから、其の野郎の襟首を取って引摺り倒した、すると雷が落ちて、己はどんな事にも驚きゃアしねえが雷には驚く、きゃアと云って田の畔へ転げると、其の機に逃げられたが、忌々しい事をした」
二十五
清「怖かねえナ、然うか怖かなくて通れねえ」
甚「気を付けて行きねえ」
清「まだ居るかなア」
甚「もう居やアしめえ、大丈夫だ、美人なら殺すだろうが、お前のような爺さんを殺す気遣いはねえ」
清「じゃア己帰る、エヽ、じゃア又些とべえ畑の物が出来たらくれべえ」
甚「何か持って来て呉れても煮て食う間がねえから、左様なら、ピッタリ締めて行ってくれ、若者もっと此方へ来ねえ」
新「ヘエ」
甚「お前江戸から来るにゃア水街道から来たか、船でか」