Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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スウィスにっき

スウィス日記

辻村 伊助

Lesen Sie スウィス日記 (スウィスにっき) von 辻村 伊助 (つじむらいすけ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 216.275 Zeichen · 410 Bildschirme

Aozora Bunko

ナースをせびって、時々ビーヤを持って来て貰う、町に散歩に出る時頼んで置いた、ヴェネディクティンとコンニャックを枕もとに置いて、食後には必ず祝杯をあげる、グルンダー君が毎日来てくれるんで、煙草にはことかかず、これで時々散歩にさえ行ければ、申し分はないとさえ思った。

十日ほど経つと、廊下に出てもいいことになった、近藤君がコツリコツリ燭台で歩き初めたのは、是よりもっと前の話しで、二人とも起きられないうちは、南の窓からアイガーまで見えるだろう、いやユンクフラウとメョンヒだけだなんて、毎日毎日想像して居た景色を、室の前のテレースから正面に見渡した時は、何とも云えないうれしさであった。

シュピーツから汽車で、インテルラーケンに行く人は、ワイセナウの崩れかけた城跡を見る頃から、広ろ広ろと左に開く草原のはずれに、一きわ繁る青葉の間から、シュピタールの白い建物を望むであろう。また、もしトゥーンの水を渡るならば、外輪の船が、ゆるやかなカナールの水を切って、まっすぐに東へ、ある時は、岸の若葉と船べりが擦れ擦れになるくらいになるあたりで、水に近く植えたポプラの並木の枝ごしに、赤瓦の屋根が、時々左のはずれに見えたのを覚えているだろう。