Japanische Klassiker mit Furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme
有田君は、そのひもからのがれるために、めちゃくちゃに手をふって、あばれまわりましたが、どうしてもだめです。一歩も逃げだすことはできないのです。
「そらっ、ひもが離れた。かけだせ。そして、みんなを呼んでこい。おれは、相手が多ければ多いほど、ありがたいのだ。」
ロボットが、あたりにひびきわたるような声で、どなりました。
たしかに、目に見えぬひもがとかれたのでしょう。有田君は自由にかけだすことができました。
有田君は、商店のならんでいる大通りへかけつけて、赤電話で一一〇番を呼びだし、ロボットがあらわれたことを知らせました。
それから、三分もたつと、三台のパトロール・カーがサイレンを鳴らしながら、ロボットのいるところへ、かけつけてきました。
そのころには、近所の人たちも、大ぜい集まってきて、黒山の人だかりです。
ロボットは、警官たちや近所の人たちにとりかこまれて、もとの場所につっ立っているのです。
警官たちは、ピストルを手にしていました。なにしろ相手は、目に見えぬひもをくりだして、こっちをしばるようなやつです。武器をもたないで、手向かうことはできません。