Japanische Klassiker mit Furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme
すると、そのとき、表門のほうから、ふたりの警官がほんものの仏像をかかえて、はいってきました。そのあとから少年探偵団員やチンピラ隊の少年たちがぞろぞろとついてくるのです。
「仏像にばけた恐怖王が逃げたのです。あいつの姿を見かけませんでしたか。」
そこへ出て来た片桐さんが、警官に声をかけました。
「いや、あやしいやつには、であいません。あいつが逃げたのは、いつごろのことですか。」
「たったいまです。門から出たとすれば、あなたがたと、すれちがったはずです。」
「それなら、門から逃げたのではありません。ぼくたちは、だれにもであわなかったのです。」
「それじゃあ、まだ庭の木の間に、かくれているのかな。」
「さがしてみましょう。みんなで、てわけをして、さがしてみましょう。」
片桐さん、書生ふたり、警官ふたり、少年探偵団員とチンピラ隊十七人のうちの七―八人(あとの八―九人はへいのまわりをとりかこんで、見はりをしているのです)。これだけの人数があれば、どこにかくれていても、さがしだせないはずはありません。それに少年たちも警官も、みんな懐中電灯を持っているのです。
それから、まっくらな、ひろい庭に懐中電灯の光が大きなホタルのように、あちこちと、木の間をとびちがい、どんなすみずみまでも、さがしまわるのでした。