Japanische Klassiker mit Furigana
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めいきょくけっていばん
名曲決定盤
野村 あらえびす
Lesen Sie 名曲決定盤 (めいきょくけっていばん) von 野村 あらえびす (のむらあらえびす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 344.837 Zeichen · 680 Bildschirme
の出来は、むらのない、筋の良い素直なもので、歌を稽古する人にも、歌を享楽する人にも向くものであろう。私は前にも書いた通り随分くり返して聴いているが、決して上手でない癖に不思議に飽きさせない。
『冬の旅(Die Winterreise)』二十四曲の歌が、いかに優れた珠玉篇であったか、ここに説くまでもなかろう。
『冬の旅』の演奏は、ゲルハルト、ヒュッシュの滋味と老巧が圧倒的で、ドゥハンは到底及ばないが、その一つ一つにはなかなかに良いものがある。
第一番目の「お休み」は、冒頭の歌で高潮した感情はないが、平明なうちになんとなく身に沁みる淋しさのある歌だ。ドゥハンはヒュッシュのような深い悲しみの含蓄がない。ゲルハルトのように、身につまされる物悲しさがない。この歌はなんとなく暗示的で、一脈の冷気と、物さびた味が要求されるが、ヒュッシュの出来は抜群だ。
二番目の「風見(風信旗)」、三番目の「凍る涙」は歌が良いせいもあるだろうが、非常に出来が良い。本当に涙も心も凍るようだ。五番目の「菩提樹」、これは私だけでもいろんな人の歌ったのを七、八枚持っているが、比較が多いだけにドゥハンも辛い。