Japanische Klassiker mit Furigana
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やまとこじふうぶつし
大和古寺風物誌
亀井 勝一郎
Lesen Sie 大和古寺風物誌 (やまとこじふうぶつし) von 亀井 勝一郎 (かめいかついちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 108.647 Zeichen · 215 Bildschirme
仏師も菩薩であった。そして菩薩とは一種の職人気質にちがいない。
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微笑は肉体の奥深く根を張り、そこからほころびそめようとする花のようなものだ。言論や文章が微笑を失うのは、たしかに思想の消化不良に基因している。肉体化された思想というものは今日では益々稀になった。現代人は、思想でなく思想の鑵詰を食って生きているようにみうけられる。国産の配給品もあれば、外国製のもある。急いで鑵詰を食いちらしている状景は、戦前も戦後も変らない。自分で畑を耕し、種子をまき、あらゆる風雨に堪えて、やっと収穫したというような思想に出会うことは稀だ。たとい貧しく拙劣でも、自ら額に汗してえた思想を私はほしい。そういう勤労の観念がいまどこにあるだろうか。勤労者の味方をもって自任する政党の思想が、最も鑵詰臭いのは不思議なことである。私はそういう贅沢を好まない。自分が耕した思想の菜園から得た収穫を、我が守り本尊の前に捧げて、ささやかながら収穫の祭りを祝いたい。
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微笑を失った菩薩というものは本質的には存在しない。飛鳥仏にみらるる微笑は、白鳳天平となるにしたがって消え去って行くが、これは何故だろうか。