Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

こさかいふぼくしゅうはしがき

少年科学探偵

小酒井 不木

Lesen Sie 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 152.885 Zeichen · 308 Bildschirme

Aozora Bunko

六時までにはきっと帰ってくる」

こう言ったかと思うと、俊夫君は、呆気にとられた私たち二人を残して、つかつかと走りだしていきました。

退屈な時間もとうとう暮れて六時になりました。あたりは少し薄暗くなったかと思うと電灯がつきました。すると約束どおり、俊夫君がにこにこして私たちの室に入ってきました。

「兄さん、いまPのおじさんに会ったら、今夜は兄さんに大いに活動してもらわねばならぬから、うんとご飯をつめこんで力を貯えておいてほしいと言ったよ」

私たちが食事をすますと、時計は七時を報じました。小田刑事は、数名の腕利きの刑事を先へ送って手配りをさせ、私たち三人は小田刑事とともに、自動車に乗って後から出かけました。

大森へ着いたときは、あたりがもう真っ暗でした。畑中の西洋館の実験室らしい室には、七八人の男が寄り集まって、しきりに化学実験のようなことをやっていました。小田さんの命により、俊夫君と木村さんと私の三人が木陰に立って、実験室を覗くと、竹内もその中にいました。

間もなく竹内は得意そうな顔をして例の土瓶を取りだしてきて親分らしい男に渡しました。親分は土瓶の蓋を取って、臭いをかぎましたが、たちまち色を変えて怒り顔になりました。