Japanische Klassiker mit Furigana
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せいだんつきのかがみ
政談月の鏡
三遊亭 円朝
Lesen Sie 政談月の鏡 (せいだんつきのかがみ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.603 Zeichen · 108 Bildschirme
女だ喜助の女房には不釣合だと云われる位ですが、誠に貞節な者で一体情の深い女でございますから、本当に能く亭主の看護を致して、嗜な物を買って置き、
梅「寒いから一杯お飲べかえ、沢山飲むといけないよ、二合にしてお置よ、三合に成ると少し舌が廻らなくなる、身体に障るだろうと思って案じられるから」
喜「うむ寒いな、霜月に這入ってからグッと寒く成った何うしても寒くなると飲まずにゃ居られねえな」
梅「寒いたって、寒い訳だよ、朝から飲んでるからもう酔い醒のする時分だからさ、町代の總助さんが来て余り酒を飲ましちゃアいけない、あれでは身体が堪るまいと被仰って案じておいでだよ、皆様が御贔屓だから然う云って下さるんだよ」
喜「もう是れ限り飲まねえから、よう宜いからもう一本燗けなよ」
梅「燗けなってお酒が無いんだよ」
喜「無けりゃア買って来ねえな、おい」
梅「もう今日はこれだけにしてお置きな」
喜「熱い時分ならそれで宜いが、寒い時分には二合じゃア足りねえ、ようお前能く己の面倒を見て可愛がって呉んな、其の代り己がお前を可愛がって遣る事もあらア」
梅「お戯けでないよあのお店から酒の下物にしろって台所の金藏さんが持って来た