Japanische Klassiker mit Furigana
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せいだんつきのかがみ
政談月の鏡
三遊亭 円朝
Lesen Sie 政談月の鏡 (せいだんつきのかがみ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.603 Zeichen · 108 Bildschirme
勘「じゃア姉さん汲んで上げよう」
と井戸端へ行って水を手桶に三杯も汲んで遣りました。
筆「ちょいと/\勘次さん少し待って下さい」
勘「え何です」
筆「少し上げたいものが有りますから、手拭の貰ったのがあるんです」
勘「又手拭をかえ……此の間も貰ったのに…」
筆「いえ詰らんのですが持って行って下さいよ」
是から千代紙で張て有る可笑な箱の蓋を取って、中から手拭を出そうとする時、巾着の紐が指に引懸って横になるとパラ/\/\と中から金子が散乱たから慌てゝお筆が之を隠し手拭を一筋に一朱銀を一個出して、
筆「誠に少し許りでございますけれども、毎度御厄介に成りますから」
勘「何う致しまして、是は何うも、えへゝゝ何うもお気の毒で、誠に有難う」
と礼を云いながら心の中で大層金子を持て居やアがると斯う思いました。口々に分けては有りますが下へ落ちたが二十両許りザラ/\/\と云うのを慾張た眼で見ると五六十両も有ろうと思いました「此奴ア成程姐さんの云う通り何でも彼奴は良い旦那どりをしてこっそり金を呉れる奴が有るに違えねえ、彼様なけちな千代紙で貼った