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Japanische Klassiker mit Furigana

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しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lesen Sie 新・水滸伝 (しん・すいこでん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 684.899 Zeichen · 1374 Bildschirme

Aozora Bunko

直言の士は風流天子の朝を追われ、 山東の野はいよいよ義士を加える事

だが、わが聟に鎮圧の功をあげさせてやりたいとする私情から、今日まで援軍の派遣をはからわず、朝廷へも「――いや、梁中書がおりますからには」と、半ば嘯き、半ばフタをしていたものだった。

蒼惶と、彼が参内するとまもなく、景陽楼の鐘が鳴り、祗候ノ間には、ぞくぞくと、文武の群臣があつまった。

やがて玉階の御簾が高々とまきあがる。道君徽宗皇帝の姿は珠の椅子にあった。逐一を聞きとられると、さすが風流天子の眉もふかい憂色に沈んで見える。……と、諫議ノ大夫趙鼎が、列座からすすみ出て奏上した。

「これはもはやただごとではありません。いまにして大策をめぐらさねば、一波は万波をよび、全土の兇乱ともなりかねますまい」

「ゆえに、いかにせよと、諫議はいうのか」

「暴を伐つに、武をもってしては、火を消すに火をそそぐようなものでしょう。加うるに、彼らは水滸の要寨に拠って、野性放縦、とても手におえないことは、これまでもしばしば差向けられた討伐軍が、いたずらに損害また損害のみうけて、いちどの勝利も得てないのに見てもその愚がわかると思います」

「だから、どうせいというのだ、諫議」

「よろしく慰撫の沙汰を降し給うて、彼らの罪を赦され、彼らの不平をして、逆に世のための意義ある仕事に役立たしめるよう、ここに皇徳の無辺をお示しあらば、元来が単純一片の草莽、なまなか