Japanische Klassiker mit Furigana
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えどまえのつり
江戸前の釣り
三遊亭 金馬
Lesen Sie 江戸前の釣り (えどまえのつり) von 三遊亭 金馬 (さんゆうていきんば) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 106.910 Zeichen · 214 Bildschirme
サシを食べた話
そうなると、なおさら面目ないことになる。
思う存分にあくびも立ち小便もできない。海のまん中は誰はばかることもなく、あくびもできるし、竹筒でおおっぴらに小便もできると思って安心していると、
「きのう、富岡沖でキスを釣っていたでしょう」
「どうしてわかりました」
「広い海の中で、ゴザを着て釣りをしている人はおまえさんだけだ」
などといわれた。
近ごろでは、めんどうでも釣り場の服装、仕事着は持って行き、往復の服装は別に着て行くことにしている。
サシを食べた話
人間にも食べ物の好き嫌いがあるように、魚にも好みの餌というものがある。
釣り師は渓流釣りでヤマメやイワナを釣ると、腹をさいて、何を食べているかを、必ず調べてみるものだ。
志賀高原・熊の湯の角間川で、釣ったイワナの腹を開いてみると、トカゲのとろけたのが出てきたのには驚いた。もっとも、川魚ではこのイワナが一番の悪食魚とされている。そして海魚の悪食といえば、サメをあげなければならないだろう。いつの新聞だったか、サメの腹から腕時計が出てきたと書いてあった。ぼくの経験からしても、三十四年八月四日、KRTVの仕事で江ノ島水族館に行ったとき、ネコザメがサザエを貝ごとバリバリ食べる音にびっくりしたものだ。