Japanische Klassiker mit Furigana
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えどまえのつり
江戸前の釣り
三遊亭 金馬
Lesen Sie 江戸前の釣り (えどまえのつり) von 三遊亭 金馬 (さんゆうていきんば) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 106.910 Zeichen · 214 Bildschirme
〈旧稿〉江戸釣り師気質
と、自分でつくった人でないと書けない文章である。
とにかく、太古の石器時代から明治末期まで、思い出すままに書いてきたが、これには大橋青湖氏の『釣魚秘伝集』や石井研堂氏の『釣師気質』、『竿忠の寝言』の中からいろいろ借用したことが多い。
大正、昭和にかけての名士釣伝も調べてみたいと思っている。
〈旧稿〉江戸釣り師気質
誰やらの句に、「初釣りや みよしに松の 波静か」
「釣れても釣れなくっても縁起物だから、船頭に祝儀をやるつもりで行って来るよ」
と二日の初釣りにそんな心持ちで出掛ける人もあるだろう。紺の臭いのする新しい印絆天に皮並み何分という股引、首にくい込むようないなせな腹掛け、白木の算盤玉の三尺に豆絞りの手拭で向こう鉢巻。
「出るよ※(感嘆符二つ、1-8-75)」と威勢のいい掛け声で櫓を漕ぎ出す。
落語舟徳の若旦那が憧れる川通りの船頭も近頃少なくなって、時代とはいいながら、ジャケツにスキー帽で懐へ懐炉を入れて、客の方へ大きな尻をまともに向け、水っぱなをこすりながら、モーターをクランクしている雇い船頭が多くなった。
客席の下足番も、この頃はジャンパーを着て、飴玉をしゃぶっている。