Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
えどまえのつり
江戸前の釣り
三遊亭 金馬
Lesen Sie 江戸前の釣り (えどまえのつり) von 三遊亭 金馬 (さんゆうていきんば) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 106.910 Zeichen · 214 Bildschirme
これを魚拓に取り、
「この土地以外の人で、これより大きなハヤを釣った方は、この額をおろしてください」
と、ぼくのへたくそな字で書いて、わざわざ東京から額ぶちまで取り寄せて、二階へあがるはしご段の突きあたりに掛けてきた。毎年これを見るのが楽しみで、よく出かけたが、釣友から、「きみの大きなハヤの額を見てきたよ」といわれて、内心、あごをなぜていたものだ。しかしその額も、台風でなくなったと思うと、うたた感にたえない。
越前鳩ヶ湯に、国営バスの慰問かたがたヤマメ釣りに行った。行きは美濃白鳥から、帰りは越前福井へ出た。昔、平家の落ち武者が住みついたというひなびた静かな土地である。ぼくが釣りをするところを、録音にとろうというので、金沢放送局からデンスケをかついだ記者が、ぼくより先にきて待っている。川にはいって釣っていても、録音機を持った釣りを知らないしろうとが、川の中をウロチョロするので、ヤマメどころかハヤも釣れない。
「先にきてはいけない、あとからきてくれ」
と、頼んでいるうちに、八寸ばかりのヤマメがかかった。ためつすがめつしていると、川の中にジャブジャブはいってきてマイクを突きつけて、「ご感想は」