Japanische Klassiker mit Furigana
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せいねんのしさくのために
青年の思索のために
下村 湖人
Lesen Sie 青年の思索のために (せいねんのしさくのために) von 下村 湖人 (しもむらこじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.550 Zeichen · 203 Bildschirme
・始末におえぬ錯覚
・自立と提携
・ある外科医
・語るに落つ
・学ぶことの無意味な人
・中道と独自な道
自分の負けぎらいの表現でしかない言動を、純粋な正義感に出発した言動だと錯覚している人々は決してまれではない。そして、そうした種類の人々にかぎって、他人のまえで機会あるごとに、自分たちの言動について、いかにも誇らしげに語りたがるものである。
・自立と提携
自分の足で立ち、自分の足で歩むもののみが、楽しく隣人と手を携えることが出来る。
・ある外科医
自分が手を下した手術後十年も二十年もたってから、もとの患者の家を訪ねてあるいた外科医が日本にいたそうである。これほどの良心のたしかさが、医者だけでなく、せめては政治家や教育家の幾人かにあってほしいものである。
・語るに落つ
人はしばしば劣等感と利己心に出発した平等観を主張することによって、内心に抱いている不平等観を告白するものである。
・学ぶことの無意味な人
すべてを疑うものにとっては、学ぶことは無意味である。すべてを信じるものにとってもまた同様である。
・中道と独自な道
中道を歩むとは、独自の道をすてることではない。かえって独自の道の中にこそ中道があるのである。もしその独自が全体の調和と創造とに役立つものでさえあれば。