Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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せいねんのしさくのために

青年の思索のために

下村 湖人

Lesen Sie 青年の思索のために (せいねんのしさくのために) von 下村 湖人 (しもむらこじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.550 Zeichen · 203 Bildschirme

Aozora Bunko

・心の老若

・自分の顔に対する責任

・偉そうな顔

・忠告の趣味

・完全な行為はない

・不必要な必要の増大

人は心が老いるにしたがって、未知の世界の広大さを知ることは出来ても、それを身近かに感ずることが出来なくなるものである。

・自分の顔に対する責任

人間の肉体の構造は、その人間の心が住みよいように、たえず改造されて行くものである。人間は、だから、リンカーンがいったように、三十歳にもなれば、自分で自分の顔に責任をもつのが当然である。

・偉そうな顔

偉そうな顔ほど偉くない顔はない。

・忠告の趣味

人に忠告してもらうということはありがたいことである。しかしそれにも一つの例外がある。それは、忠告を趣味にしているような人から忠告をうける場合である。

・完全な行為はない

完全な行為というものはめったにあるものではない。人を不幸から救った場合ですら、その人の自主性や自尊心をきずつけなかったとは必ずしもいえないのだから。

・不必要な必要の増大

「文明とは、不必要な必要を、無限に増加することである。」といったマーク・トウエーンの言葉の真実性はうたがえない。しかし、だからといって、今となっては、火で食物を煮ることや、着物を着ることや、家をたてることまで、不必要な必要だといってしまうのもどうかと思われる。