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Japanische Klassiker mit Furigana

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せいねんのしさくのために

青年の思索のために

下村 湖人

Lesen Sie 青年の思索のために (せいねんのしさくのために) von 下村 湖人 (しもむらこじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.550 Zeichen · 203 Bildschirme

Aozora Bunko

・腹八分の功徳

・愉快な刺戟

・生地と鍍金

・法律の意味

・恩恵か取引か

・腹八分の功徳

腹八分の功徳は、飽食しうるものだけが理解しうる功徳である。それはみだりに飢えたるものの前で説かるべき功徳ではない。この道理を知らない政治家が、民衆の前で耐乏生活を説き、しばしば言葉の使用を誤って、効果を逆にしていることはまことに悲しむべきことである。

・愉快な刺戟

自分に反省をうながすような刺戟は、必ずしも愉快な刺戟ではない。しかしそれを愉快にうけ容れる人にとって、それ以上の愉快な刺戟はない。

・生地と鍍金

生地は磨けば磨くほど光る。鍍金は磨けば磨くほどはげる。

・法律の意味

人間の社会に法律の必要があるということは、人間にその法律を破るような性質が本来備わっているということの何よりの証拠である。その意味で、法律のただの一条も、人間の悪徳の記録でないものはない。そして法律の条文がふえるということは、人間の悪徳がつぎつぎに発見されて行くということを意味するのである。

・恩恵か取引か

自分が恩恵をほどこしてやった人を「恩知らず」とののしる時、その恩恵はもはや恩恵でなくて取引きに変じている。

・心の老若

未知の世界をいつも身近かに感じている人は、いつも心がわかわかしい。