Japanische Klassiker mit Furigana
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せいねんのしさくのために
青年の思索のために
下村 湖人
Lesen Sie 青年の思索のために (せいねんのしさくのために) von 下村 湖人 (しもむらこじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.550 Zeichen · 203 Bildschirme
・必要なものを無用にすること
・どちらが欲が少ないか
・牢獄と曠野の中間
人間が、もし、自分の名前に対するこの奇妙な執着をすてて、自分の仕事を世に伝えることだけで満足するようになったら、世の中は今よりもずっと愉快な、そしてもっと内容のあるものになるにちがいないのだが。
・必要なものを無用にすること
政治はその運営のために、法と公職と租税とを必要とする。しかし、その必要は究極においてそれらを無用ならしめるための必要であることを忘れてはならない。法と公職と租税とは少ければ少いほど、人民にとって幸福なのである。
・どちらが欲が少ないか
金がなくてもあるような顔をする人は、金があってもないような顔をする人よりも欲が少いとは、必ずしもいえないらしい。
・牢獄と曠野の中間
牢獄にとじこめられることは、むろん幸福なことではない。しかし、さればといって、無人の曠野に放たれることも、また決して幸福であるとはいえない。人間は牢獄でも無人の曠野でもない人間世界に住むことによって、いいかえると、ある程度の束縛の中で安定し、ある程度の自由を享受することによって幸福になるものなのである。
・優越感のオブラート
他人の意見を心の中で肯定すればするほど、口ではいよいよ強硬にそれに反対したがる人がある。