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Japanische Klassiker mit Furigana

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せいねんのしさくのために

青年の思索のために

下村 湖人

Lesen Sie 青年の思索のために (せいねんのしさくのために) von 下村 湖人 (しもむらこじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.550 Zeichen · 203 Bildschirme

Aozora Bunko

・宿命的であるがゆえに道徳的

・平和への努力としての苦笑

・奇妙な執着――名と仕事について

悲運に処する最上の道は、悲運の中に天意を見出して謙虚に自己を反省するとともに、それを一つの恩寵として感謝する心になることでなければならない。これがいわゆる運命に随順しつつ力強く魂の自由を確保する道なのである。

・宿命的であるがゆえに道徳的

人間はその出生が宿命的であるが故にこそ道徳的でなければならない。もし人間が自由に自分の生れる場所と時とを選びうるとすれば、すべての人間は、おそらく道徳的努力を必要としない天国の出現をまって生れたがるであろう。

・平和への努力としての苦笑

怒りたいときにむりに笑うと苦笑になる。それはしばしば怒った顔よりも醜い。しかし怒った顔よりも悪いとはいえない。それはやはり平和への努力の一階梯ではあるのである。

・奇妙な執着――名と仕事について

人間の名前というものはふしぎなものである。自分で選んだわけでもなく、大ていの人は親が自分にそんな名前をつけてくれたことを不服に思っているようだが、それでいてその名前が天下にきこえることを希っている。生きているうちには、それで何かの実利が得られるという理由もあるだろうが、死んだあとまでもそれが伝わるのを希うというに至っては、いよいよ不可解である。