Japanische Klassiker mit Furigana
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せいねんのしさくのために
青年の思索のために
下村 湖人
Lesen Sie 青年の思索のために (せいねんのしさくのために) von 下村 湖人 (しもむらこじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.550 Zeichen · 203 Bildschirme
・人間の弱味と強み
・子供に絶望の習慣を養っている親
・偏愛について
・溺愛について
・人間の弱味と強み
おたがいに助けあわないと生きて行けないところに、人間の最大の弱味があり、その弱味のゆえにおたがいに助けあうところに、人間の最大の強味があるのである。
・子供に絶望の習慣を養っている親
子供に何か話しかけられるのを面倒くさがる親ほど、根気よく子供に絶望の習慣を養っている親はない。
・偏愛について
偏愛ほど教育的に見て有害な愛はない。それは全然愛がないより一層有害だとさえいえる。冷淡は、それが相手のすべてに対して公平に示されさえすれば、相手の心に深い痛手をあたえるものではないが、不公平にふりまかれる愛は、全然そのわけ前にあずからない相手の心に一生いやしがたい傷を負わせるばかりでなく、少しくわけ前にあずかる者にもある程度の傷を負わせ、最も多くのわけ前にあずかる者に対してさえ、しばしばちがった意味で大きな傷を与えるものである。
・溺愛について
偏愛の事実のあるところには、かならず溺愛の事実がある。なぜなら、いささかも溺愛の性質を帯びない偏愛というものはあり得ないし、偏愛することそのことが、すでに一種の溺愛を意味するからである。そして溺愛の教育上有害なことは今更いうまでもない。