Japanische Klassiker mit Furigana
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おうごんひょう
黄金豹/妖人ゴング
江戸川 乱歩
Lesen Sie 黄金豹/妖人ゴング (おうごんひょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.404 Zeichen · 307 Bildschirme
金色のにじ
小林君も負けないで、豹の目をにらみかえしました。少年と怪獣との、息づまるにらみあいです。
ああ、小林君は、いったいどうなるのでしょう? 恐ろしい黄金豹は、いまにも、小林君に、とびかかってくるのではないでしょうか。
金色のにじ
まだ、庭にいた人たちが、小林君の呼びこの音をききつけて、西洋館の下へ、集まってきました。空には満月に近い月が、こうこうと、かがやいています。さっきまで、雲にかくれていた月が、パッと、顔を出したのです。その光で、二階の上の物見台にいる小林君のすがたが、よく見えます。
小林君は下の人たちに、屋根の上を、ゆびさして、そこに豹がいることを、しらせました。それで、下の人たちも、金色に光る豹のすがたに、気づいたものですから、ふたりの若い警官が、いきなり洋館のなかへとびこんで、物見台へと、階段をかけ登ってきました。手にはピストルをにぎっています。
警官たちは、小林君のいるところまでくると、
「よし、ぼくらが、屋根に出て、うち殺してやる。きみは、あぶないから、そこにいたまえ。」
とささやいて、らんかんを乗りこし、屋根の上へ出ていきました。しかし、ひじょうに急な屋根ですから、はうようにして、進むほかはありません。