Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
巻第十六
鈴屋答問録に、「ほと」は俗言の「あわ(は)てふためく」の「ふた」に同じいとあるのも参考となるだろう。それから、「ほとんど死たりとなり。うれしさのあまりになるべし」(拾穂抄)は第二説で、「殆将死なり。あまりてよろこばしきさまをいふ」(考)、「しにきは死にき也」(略解)。古事記伝、新考、新訓等もこの第二説である。集中、「君を離れて恋に之奴倍之」(巻十五・三五七八)があるから、「之爾」を「死に」と訓んで差支のないことが分かる。
巻第十六
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春さらば頭にせむと我が思ひし桜の花は散りにけるかも 〔巻十六・三七八六〕 壮士某
むかし桜子という娘子がいたが、二人の青年に挑まれたときに、ひとりの女身を以て二つの門に往き適う能わざるを嘆じ、林中に尋ね入ってついに縊死して果てた。二人の青年がそれを悲しみ作った歌の一つである。桜子という娘の名であったから、桜の花の散ったことになして詠んだ、取りたてていう程のものでない、妻争い伝説歌の一つに過ぎないが、素直に歌ってあるので見本として選んで置いた。この伝説は真間の手児名、葦屋の菟原処女の伝説などと同じ種類のものである。