Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
つまり此一首は憶良の歌と金村の歌との模倣によって出来ていると謂ってもいい程である。家持は先輩の作歌を読んで勉強し、自分の力量を段々と積みあげて行ったものであるが、彼は先輩の歌のどういうところを取り用いたかを知るに便利で且つ有益なる歌の一つである。憶良の歌の、「空しかるべき」は切実な句であるが、それは長歌の方に入れたから、これでは「名をし立つべし」とした。憶良の歌に少し及ばないのは既にこの二句の差に於てあらわれている。
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この雪の消のこる時にいざ行かな山橘の実の照るも見む 〔巻十九・四二二六〕 大伴家持
大伴家持が、天平勝宝二年十二月雪の降った日にこの歌を作った。山橘は藪柑子で赤い実が成るので赤玉ともいっている。一首は、この大雪が少くなった残雪の頃にみんなして行こう。そして山橘の実が真赤に成っているのを見よう、というので、雪の中に赤くなっている藪柑子の実に感興を催したものである。「いざ行かな」と促した語気に、皆と共に行こうという、気乗のしたことがあらわれているし、「実の照るも見む」は美しい句で、家持の感覚の鋭敏を示すものである。