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Japanische Klassiker mit Furigana

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ぶっきょうじんせいとくほん

仏教人生読本

岡本 かの子

Lesen Sie 仏教人生読本 (ぶっきょうじんせいとくほん) von 岡本 かの子 (おかもとかのこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 124.886 Zeichen · 246 Bildschirme

Aozora Bunko

「嬉しきにつけ、悲しきにつけ」と、信仰を教うる聖者は体験を以て教えられます。「仏名を唱えよ。そは遮られぬ光なればなり」

嬉しきときばかり親しまれる光ならば、それは祭りの提燈の灯であります。悲しき場合には点されません。悲しきときばかり懐かしめる光ならば、それは獄屋の庇に洩れる燈盞であります。健康な社会の部屋の照らしにはなりません。いつ、いかなる場合に唱えても、晴れみ、曇りみに拘らず、心に染むる光の影です。それ故にこそ遮られぬ光なのであります。

「光明、十方世界を照らす」「光明、河砂のごとく遍し」「光明、日月を勝過す」等の言葉があります。

教えられてみれば、なるほど、遮られぬ光はもとよりこの天地に在るところの光であります。急に点したり、どこに据え付けたりした光ではないのであります。それゆえ、無量光、無辺光、無対光、不断光、難思光、清浄光などあらゆる形容の言葉を使っているのであります。それでいて、なかなか表し切れない絶対の光であります。それほどの光ですから、私たちの安易な考え慣れた光明とはかなり勝手が違うのであります。従って、そんなに在ることは判然していながら、判然在るようには感じられないのであります。