Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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はいくのつくりよう

俳句の作りよう

高浜 虚子

Lesen Sie 俳句の作りよう (はいくのつくりよう) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 45.854 Zeichen · 91 Bildschirme

Aozora Bunko

なにゆえ白木の弓といったかというに、これも秋風そのものの性質からきた感じで、春風の濃艶で赤や青やくさぐさの色を連想するのと反対に、秋風は白々として何の色もない感じがする、そこから同じ弓でも中で色も飾りもない白木の弓を取り出してきたのであります。「弦を張ろう」というのは心の緊張した有様をそのままに具体化せんとした言葉で、去来が深く深く案じ入った結果、秋風と去来の心と純一無二の境に立ち、その心持を何とかして現そうとしてこの「白木の弓に弦張らん」ということをもってシンボライズしたものであります。

私はぜひ諸君がこのへんまで歩を進めて句作されんことを希望するのであります。そういう私のごときもとかくここまでは歩が進まずに手近いところですます癖があっていけないのでありますが、しかしこころざしはこういう辺に存しています。

例によって私は何かある題についてこの案じ入って句作する自分の例証をご覧にいれなければならぬのでありますが、しかしこれはそう容易にできることではありませんから、この去来の秋風の句にちなみ、私の古い秋風の句のうちで比較的「案じ入った」句について自解を試み、責をふさぐことにいたしましょう。