Japanische Klassiker mit Furigana
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めいきょくけっていばん
名曲決定盤
野村 あらえびす
Lesen Sie 名曲決定盤 (めいきょくけっていばん) von 野村 あらえびす (のむらあらえびす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 344.837 Zeichen · 680 Bildschirme
かつてこの地上に生れた薄倖なる大天才の死に行く魂の、最後の大燃焼であり、真にこれこそは天衣無縫の芸術であると言っていい。
特にこのうちの三曲、ハイネの詩に作曲した「都会」と「海のほとり」と「影法師」は、詩の美しさと力強さと相まって、シューベルトの歌曲中にも一大異彩である。ほかに「アトラス」があり「憩いの地」がある。これは、十四顆の珠玉中にも、燦然として夜光の珠のように輝く五顆の名玉である。
この曲におけるドゥハンの出来栄えは、第一番目の「愛の使い」は小川に恋の囁きを使いさせるという一聯の陰惨な歌曲中では、最も和やかな甘美なもので、むしろドゥハンの素直な無技巧な柄に一番当てはまっていると言うべきであろう。この歌はゲルハルトの歌ったのもあるが、それは極めて技巧の積んだ表現で、巧みには相違ないが歌の性質から言えば、ドゥハンの無造作ななごやかさに団扇をあげたい。
第二の「戦死の予感」は、この歌集の最初の陰惨な歌で、それは一つの縮小歌劇であると言われている。バリトンの広い音域を必要とするこの歌を、ドゥハンはかなり巧みに歌っているとは言うものの、それは多少アカデミックで劇的な情緒に欠くるところがあるかも知れない。