Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
と泣きながら申しますと、
鹽「成程賊という者は様々のことを云うものだな、先刻荷物を攫って往く様子が貧の盗みとは思えんわい」
悪「いえ真実の盗賊ではございません、其処が私の家でございますから、嘘だと思うなら往って御覧なすって下さい」
と云ながら、ダク/\血の流れる足を引摺って、上総戸のもとにいざり寄り、
悪「お母ア、お前の眼病を治そうと思って飛んだことを致しました、此のお侍様にお詫言をしておくれよ」
と云いながら戸を明けますと、四十三四の母が眼病の様子にて、其の側に七歳ぐらいになる女の子が居ります側へ這いより、
悪「お母ア/\、お前の病気を癒そうと思って済まねえ事と知りながら悪い心を出して、此処にいる旦那の荷物を奪ろうとする所を捕まって、今お詫をしている所だ、お母アお前もお詫をしておくれ、お母ア/\よう/\」
母「何か悴が不調法を致しまして申訳がありません、何卒お免し下さいまし」
鹽「これは手前の宅か」
と云って居る所へおせいも駆けて参りまして、
鹽「よくお前来たねえ」
清「はい、様子が分りませんで心配になりますから参りましたが、アノ包はございましたか」