Japanische Klassiker mit Furigana
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せいだんつきのかがみ
政談月の鏡
三遊亭 円朝
Lesen Sie 政談月の鏡 (せいだんつきのかがみ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.603 Zeichen · 108 Bildschirme
間に内職を致すのだから何程の工銭も取れません、売り喰いに致して居りましたが、末には、何うも致方がない、読者は御存じがありますまいが、貧乏人の身にある事で米薪が切れる、着物が切れる畳が切れる、其のぼろを隠すのは苦いもので有ります。お筆はお米を買う事が出来ないから、自分が喰べずに米櫃を払ってお粥にして父に喰べさせても、己はお腹が空いた顔を父に見せません、近処でも是を知って可哀想に思って居りますが直き其の裏に五斗俵市と云う人がございます。茶舟の船頭で五斗俵を担ぐと云う程の力の人でございます、其処の姐御は至極情け深い人で、然う云う強い人の女房でございますから鬼の女房に鬼神の譬、ものゝ道理の分った婦人で有りますから、お筆を可愛がって居ります。
女房「おい、勘次や、お前あの奥のお筆さんの処へ序に水を汲んでやんなよ、病人があるから定めし不自由だろう、何かお菜を拵えてやろうと思うが、手一つで親の看病をしながら内職をして居るので、何もする事が出来ないとよ、可哀想だから目をかけて遣んなよ」
勘「えゝ姐さん目をかける処じゃアない、何時でも井戸端へ行くた