Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
くろかべ
文豪怪談傑作選 泉鏡花集 黒壁
泉 鏡花
Lesen Sie 文豪怪談傑作選 泉鏡花集 黒壁 (くろかべ) von 泉 鏡花 (いずみきょうか) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 72.070 Zeichen · 143 Bildschirme
……ただし、紅白の蓮華が浴する、と自讃して後架の前から急に跫音を立てて、二階の見霽へ帰りました。
や、二人の羅が、もとの通り、もとの処に掛っている、尤も女中が来て、掛け直したと思えば、それまでなんですが、まだ希有な気がしたのです。
けれども、午飯のお誂が持出されて、湯上りの二人と向合う、鯒のあらいが氷に乗って、小蝦と胡瓜が揉合った処を見れば無事なものです。しかも女連はビイルを飲む。ビイルを飲む仏もなし、鬼もない。おまけに、(冷蔵庫じゃないわね。)そ、そんな幽霊があるもんじゃありません。
況や、三人、そこへ、ころころと昼寝なんぞは、その上、客も、芸妓もない、姉も妹も、叔母さんも、更に人間も、何にもない。
暮方、またひったりと蒸伏せる夕凪になりました。が、折から淡りと、入江の出岬から覗いて来る上汐に勇気づいて、土地で一番景色のいい、名所の丘だと云うのを、女中に教わって、三人で出掛けました。もう土橋の下まで汐が来ました。路々、唐黍畑も、おいらん草も、そよりともしないで、ただねばりつくほどの暑さではありましたが、煙草を買えば(私が。)(あれさ、細いのが私の方に。